【怖】登山してて遭難した話しをする

ヤマノススメ(1) (アース・スターコミックス)

1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

地元の低山に登ってて下山中に遭難した

4 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:ZngwvX91i

そうなんだ

7 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

下山ルートとして、今まで歩いたことのないマイナールートを選択した
もちろん一般的な登山地図にはそのルートは載っていない

元スレ: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1376969783/
登山してて遭難した話しする

12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

地図にも無いマイナールートではあるが
踏み跡はしっかりとしており明確そのもの
何の不安もなく下って行った

13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:NhO2m0dg0

そうなん!!! 大変だったね

14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

ところが・・・
下っていくとどんどん道がアバウトになっていった
最初の頃の明確さはなくなり、なんとなく踏み跡があるかな?という程度に道が変化

16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

しかしすでにかなり下ってきていることもあり、とても登り返す判断なんかできるわけもない
何となく人が通れそうな感じのルートを見つけて、更に騙し騙し下っていった

18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

そうこうしてるうちに、いよいよにっちもさっちもいかなくなった
どう見ても人が進める感じではない
低山なので樹林帯の中
進行方向は草木に阻まれどう考えてももう進めない

19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:y1SA6vJsi

地形図見ながら進まなかったのか

20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:eYzjquJ70

大変だったね

21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

この時点ですでに夕方で、樹林帯の中ということもありかなり薄暗くなっていた
全身から脂汗が噴き出て気持ち悪いぐらいだった

23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

頭の中では、どれぐらい下って来たのかな?
ここから登り返すのは冗談じゃないなというようなことを考えていたと思う

24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:6WHERkKx0

登り返さないから詰むんだよーう

25 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:clCo7L7M0

山の高さ、季節、で全然違うぞ

26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

しかしどうあれ先に進める状況ではないので
腹をくくり登り返す決断をせざるを得ない
そして下って来た道を振り返った・・・

27 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

ところが・・・
最初に言ったように、踏み跡がアバウトになっているのに
騙し騙し下って来たから、いざ登り返そうと思って振り返ってみても
自分がどういうルートで下って来たのかがよくわからない
すでに薄暗いこともあって、必死に目を凝らしてもルートをトレースできない

67 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:NfjLzdXwO

>>27
> 騙し騙し下って来たから、いざ登り返そうと思って振り返ってみても
> 自分がどういうルートで下って来たのかがよくわからない

そ!まさにこれなんだよwww
俺は午前中の登山だったんで事なきをえたが

30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:M+SSNzpJP

おまえ下山むいてないよ

31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

顔面蒼白
脂汗でまくり
しかしどうあれ登り返していくしかない
人が通れそうな感じの所を、木や草の間を抜け登り返していった
クタクタで息も切れて泣きそうだった

33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

ところが・・・
とうとう登り返しでも進めなくなるほど草木に阻まれてしまった
どこをどう見ても、そこを通って来た記憶も痕跡もない
360度見渡す限り草木に囲まれている状況

36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

すでにほとんど真っ暗状態
一応常に携帯しているヘッドライトをすでに付けてはいたが
道らしきものがないのでどうにもならない
とにかく登りさえすればいいと理屈ではわかっていても
低山の樹林帯の踏み跡もないような場所はまともに歩けない

37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

携帯を見ると電波は通じるので
俺は覚悟を決めて救助要請しようと思ったが
恥ずかしいしプライドが許せない

38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:bJHa+HWM0

まさに絶望的

39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

こんな低山で道に迷ってレスキューを呼んだとなると
みっともなくて仲間内でも馬鹿にされるに決まっている
そう思うと安易に救助要請することもためらわれた

41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:6WHERkKx0

登ったら小高い丘に出て降りれないんだよな

42 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:eMP6SGIV0

電波が通じるとぎりぎりまで頑張っちゃうのが罠

43 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

もうビバークするしかないと思い
少しでも水平な場所を見つけてゴザを敷き
ジャケットを羽織り木に体を寄せ一晩明かす覚悟をした
しかし、真っ暗闇の樹林帯の中で
明るくなるまで待機するのはただごとではない精神力が要求された
とてもじっとしていられない
朝まで何時間あるのかと

44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:GQ3JgU0qP

こんな低山でっていうか低山の方が遭難しやすいし読図も難しいのは常識だけどな。目標物もないし、見通しも悪いし、山菜取りやら獣道やらで色んな道が出来てるんだし。

45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

結局俺はビバークを諦め
草木をかき分けてでもとにかく上へ上へと登ろうと思った・・・が・・・
ふと、同じ労力で草木をかき分けていくなら、もう下って行ったらいいのでは?
と思いついた
登る必要ないじゃんと

46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

どうせ草木をかき分け道なき道を進むなら登りも下りも一緒なんだからと
俺は下ることを決断した
そして俺はどんどん下って行った
(実際には草木に阻まれてペースは本当にゆっくりだが)

47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

どんどん下って行くと水の流れる谷に出た
あとはこの谷をくだっていけばいいだけだから俺は歓喜した
もう迷うことはない
水の流れに沿って降りていけば必ず麓に出られるわけだから

48 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:6WHERkKx0

ザザー…これは滝の音!?

51 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

ところが・・・谷を下っていくと滝がかかっていた
俺は滝の上部から下を見下ろす形で途方に暮れた
しかし進まなくては帰れないので
滝のすぐ横の岩場に手をかけそこを降りることにした
もちろん真っ暗闇でヘッドライトの光だけが頼りだ

52 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

岩に手をかけ三点支持の基本を守りながら
慎重におりていった
しかし・・・とうとうやってしまった
こんな無謀なことが上手く行くはずもなく俺は手を滑らせて落下した
暗闇の底に落ちていき岩に叩きつけられた

54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

足を骨折していた
行動不能
なんとか這いながら水のかからない場所に移動して体を横にした
携帯を見ると谷なので電波は通じない
俺は絶望の中、激痛に耐えながらとにかく誰かがこの谷を通るのを待つしかないと思った

56 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

気が付くと疲労もあって眠っていた
明るくなってから目が覚めようやく周りの状況が見えて来た
俺が落ちた滝は15Mぐらいだろうか
下りようとしたことはどう見ても無謀だとわかった

57 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

ちなみにこの時点で地図を紛失していることに気づいた
ポケットに入れていたのだがどこかで落としたようだ

58 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:55AuWZCE0

電波通じるならGoogleMAP見りゃいいでしょ^^;

59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:6WHERkKx0

どこぞの学校の裏山レベルだったりするんだよな

60 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

明るくなって周りの様子がよくわかるようになったけど
骨折しているのは明らかで行動不能なため
また携帯も通じないため
登山者がこの谷を通るのを待つしかないなと腹をくくった
幸い谷なので水の補給だけはいくらでもできるなと思った

61 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

しかし、見れば見るほどこの谷のルートが一般的なハイカーのルートとは思えず
果たしてこんなところを誰かが遡行してきてくれるかなとも思い
時間だけはあるので変な想像ばかりしてしまった

62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:55AuWZCE0

真っ暗な中動くほうが精神力いるだろ

64 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

そして俺の想像は当たった
それから数日間、人は全く通らなかった
もうこの頃は眠っているのか起きているのかもよくわからない状態になっていた
何日ぐらい経ったのかも正確にはわからない

65 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:y410URgR0

人生遭難してる俺に話されてもな

66 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:VcN/yDql0

初心者の癖に気取って変な道を行くのが悪い
ツェルトを持って来ないのが悪い
おかしいと思った時引き返さないのが悪い
地図をしっかり見ないのが悪い
体力無いのに山に行くのが悪い

68 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

俺はやがて意識を失い
そして次に目が覚めた時は病院のベッドの上だった

69 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

結論から言うと俺は13日間滝の下で倒れていたらしい
俺が帰らないから家族が救助要請し捜索隊が探していたらしいが
見つからないため捜索を打ち切ってしまっていたらしい
俺を見つけてくれたのは、人の行かないようなルートを開拓するのが好きという
物好きな50代の登山者だった

70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

この登山者曰く、最初は死んでいると思って腰が抜けたそうだ
話しかけると俺がうめき声を出したため、生きてることがわかりすぐに救助要請してくれたらしい
むろんこのやり取り自体も俺には全く記憶にない

71 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:3DTr1RPj0

クマが出なくてよかったね

72 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 5wkqIicm0

登山中におかしいなと思ったら早めに来た道を戻る
進退窮まってからでは遅い
という当たり前のことを再認識した

77 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:al6p/ZjX0

俺も登山とかじゃなく何となく探検しよーと思って入った山で同じようなことあったわ
来た道わからなくなって凄い絶望的になって気分悪くなるよな
GPSも頼りにならなかった

78 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:3KmTRUzY0

乙 
しかし無事でよかった

79 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:o8KDm1S70

13日も飲まず食わずで死なないもんなの?

80 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:6bFdrUDJ0

>>79
水は飲んでたんだろ
滝から落ちたので

83 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:vSo2ZrZq0

道迷いは低山の方が起こり易いだろ

74 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:qpFGzqDEi

こういう話聞くと山舐めたらとんでもないことになると思うわ...生きてて良かったな

逆に3000超えるような山とか、多少のクライミングが要求される山のほうが緊張感があってマシかもしれん

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コメント

3000m級だといろんな人が登り降りしてるから、却って見つけてもらい易いんじゃね?

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