女面接官「特技は?」俺「あなたを堕とすことですよ」キリッ

面接の達人2014 バイブル版 (MENTATSU)

1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

女面接官「…堕とす、とはどういうことでしょう?」

俺「ふふ、僕の言葉に興味を示している。もうそこから僕の特技は始まっているのですよ」

女面接官「勘違いしないでください。これは他意のない純粋な好奇心です」

俺「へえ、そうですか?」グイッ

女面接官「…席に戻ってください」

俺「綺麗な顔立ちだ…恋愛の経験は?」

女面接官「席に戻ってくれと言ったはずですが」

俺「こちらの質問に答えて頂けるのであれば、すぐにでも」

女面接官「私は…恋愛になど興味はありません」

俺「興味を持つということは、何時からでも遅くはないんですよ」

女面接官「そうですね。ですが今は然るべき時ではないでしょう」

俺「随分と難しいお人だ…今まで何人、いや何十人の男が泣かされたんでしょうね」

女面接官「あなたのその一人になると思いますが」

俺「憶測による断言は後悔を招きますよ、きっとね」

2 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:wkrJSo220

うわぁ

3 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:ZlguOLA60

なんか始まったぞ

元スレ: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1369483663/
女面接官「特技は?」俺「あなたを堕とすことですよ」キリッ

8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

女面接官「私があなたに恋愛感情を抱くというのも憶測でしょう」

俺「いいえ、それは約束された未来…確定事項ですよ」

女面接官「根拠のない自信は滑稽でしかありません」

俺「おち***びろーん」

女面接官「何をしているんですかあなたは」

14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:vE0ALIiV0

今世紀稀に見るキモスレ

17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:oCtTTYNF0

構わん、続けろ

19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

俺「ふっ…これで少しは僕に興味を持っていただけたかな?」

女面接官「軽蔑の念なら持ちましたが」

俺「軽蔑、それは抑えきれない好意の表れである」

女面接官「…その名言もどきはなんですか」

俺「僕の持論ですよ」

女面接官「はあ…」

21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

女面接官「とりあえず面接を続けましょう」

俺「雑談はもう終わりですか?」

女面接官「あなたは、ここに何をしに来たんですか」

俺「来た?…違いますね。僕は運命に導かれたんですよ」

俺「あなたと結ばれる…その運命にね」

女面接官「妄想は自分の中だけに留めておくべきです」

俺「確定事項だと言ったでしょう」

女面接官「有り得ません、絶対に」

22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:PFI8X0aA0

>>21
普通ならここで帰っていいですよってなる

58 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:p83TI5m00

>>22
もっとはええ段階で帰っていいですってなるだろwww

27 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

女面接官「…とにかく、面接を続けます」

俺「どうぞ」

女面接官「もはや堅苦しい言葉を使うのも馬鹿らしいので、気楽にやらせて頂きます」

俺「それはそれは…喜ばしい」

女面接官「まず…志望動機は?」

俺「ある日僕の脳裏に一人の女性がうつりましてね」

俺「僕はその人のために…この会社に入ろうと思ったんですよ」

女面接官「…その女性とは?」

俺「言うまでもないでしょう?」

俺「僕と結ばれる運命の…あなたですよ」

28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

女面接官「…では次」

女面接官「趣味は?」

俺「美しいものを愛でること…ですかね」

女面接官「美しいもの、というのは?」

俺「何をおっしゃいますか。この世で美しいものと言えば女性のみです」

30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:V1MTfq/H0

こんなん妄想してて恥ずかしくならんのか

32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

女面接官「あなたは女性の事以外で何もないのですか」

俺「いえ、そんなことはありませんよ」

女面接官「では他には何が…」

俺「嫌いなものです。そこに女性が含まれることは断じてない」

俺「そう、あなたのような気難しい女性でもね」

俺「まあ今の僕の『好きなもの』にはあなたしか含まれていませんが」

36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

女面接官「どうせ、今まで惚れた女性には同じ事を言ってきたのでしょう?」

俺「そうだと言ったら…嫉妬してくれます?」

女面接官「まさか」

俺「ふふ、視えますよ。あなたの心の動きが」

俺「今あなたは確実に僕に気持ちが傾いていますね」

女面接官「妄想の次は勝手な決めつけですか」

俺「じきに分かることです。決めつけか、事実か」

38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:49vrTDi60!

おお、だんだん落ち始めたな
面接に

39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

女面接官「ええ、分かるでしょう。…勝手な決めつけだということが」

俺「口ではなんとも言えますよ」

女面接官「それはあなたにも言えることでは?」

俺「その通り。だから僕は何時でも『結果』を残してきた」

俺「今回も残しますよ、『あなたと結ばれた』という結果を」

女面接官「どこからその自信が出てくるのですか」

42 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

俺「感情です。感情が僕の原動力となり、結果へと導く『道』となる」

女面接官「その『道』とやら、どうやら今は私から遠ざかっているようですが」

俺「急がば回れ…ですよ」

俺「すぐにゴールに辿り着いてしまっては、つまらないでしょう?」

44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

女面接官「もうこの話はやめましょう」

俺「僕の持論は聞くに値しないと?」

女面接官「むしろここまで聞いたのです。有り難く思ってください」

俺「それはどうも」

俺「ただ、あなたが質問を続ける限りまだ持論は出てきますがね」

女面接官「ならやめてもいいんですよ」

俺「でもやめないんでしょう?」

女面接官「…興味だけなら、出てきましたから」

45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:gpQyFQWM0

興味持つ要因が皆無なんだが

47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

俺「思った通りだ」

女面接官「何がですか」

俺「あなたは、優しい」

女面接官「あなたを帰らせてないのは親切心ではありません」

俺「ほう」

女面接官「ただの哀れみです」

俺「ふふ…大事なのは『結果』ですよ」

48 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:NGn3eCHJ0

特技すげぇ…

50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

俺「せっかくここまで親しくなれたんだ。次はあなたの事を知りたいですね」

女面接官「…あなたと親しくなった覚えはありません」キッ

俺「感情を抑えずにそういう目をするのが親しくなった証拠でしょう?」

女面接官「感情を表に出せば、親しくなった証拠?馬鹿馬鹿しい」

俺「少なくとも、互いに無関心であるよりは一歩進んでると思いますけどね」

女面接官「前に進んでるか後ろに進んでるかは考慮しないのですか?」

俺「前でも後ろでも、立派な『変化』です」

53 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

俺「では…質問させて頂きます」

俺「そうですね、まずはありきたりな質問から」

俺「…好きなものは?」

女面接官「…集め」

俺「はい?」

女面接官「ぬいぐるみ、集め…です」

54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:3kLMy4fB0

いちいち若干うまいこと言うのがむかつく

55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

女面接官「…いや、これは趣味の方ですね」

俺「まあ僕としてはどちらでもいいのですが」

俺「では改めて聞きますけど好きなものは?」

女面接官「…ケーキです」

57 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:oCtTTYNF0

面接官ちょろ杉ワロタwww

59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:4vccKFY60

はぁ…

60 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

俺「これはこれは…意外の一言です」

俺「失礼ながら仕事一本槍の女性かと思っていましたが、そういう一面もあるとは」

女面接官「見た目で人を判断するのはやめておいた方がいいですよ」

俺「僕の人生は見た目通りの人間ばかりだったのでね」

女面接官「類は友を呼ぶ、ですね」

俺「僕も見た目通りだと?」

女面接官「ええ、軽薄で調子の良い、愚か者です」

61 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:ZlguOLA60

なんで質問答えてんだよ

62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

俺「僕は愚か者であることを誇りに思っていますよ」

女面接官「どうして?」

俺「愚か者でなければ、見えない世界があるからです」

女面接官「見るに値しない世界でしょう」

俺「価値の有無は後から付いてくるものですよ」

女面接官「少なくとも私は見たいとは思いませんね」

俺「そうでしょう。あなたまで愚か者になる必要はない」

俺「何時までも、美しいもので居てください」

65 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

俺「おっと、話が逸れてしまいましたね」

俺「質問を続けましょうか。嫌いなものは?」

女面接官「…言わなくても分かっているはずですが」

俺「もちろんですよ。そしてそれはとても喜ばしい」

女面接官「嫌われるのが、喜ばしいと?」

俺「先程も似たような事を言いましたが…」

俺「やはり、ただの赤の他人同士でいるよりは進んでいますからね」

68 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

女面接官「…あなたはこう考えていませんか?」

女面接官「『嫌いは何時か、好きに変わる』と」

俺「大方、合ってますね」

女面接官「…だとしたらあなたは本当の愚か者です」

俺「そうですか?」

俺「純粋な感情は案外脆いものですよ」

俺「そう、感情は水と同じ」

俺「ほんの少し、何かを加えるだけでそれは他のものへと変わる」

女面接官「…下手な例えですね」

俺「不器用なものでね」

69 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:gpQyFQWM0

やべえきめえ

70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:jjFVoDak0

この微妙に上手いセリフ回しがムカつくわ

はよ

72 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

女面接官「あなたは今まで、女性に好かれた事があるんですか?」

俺「いいえ」

女面接官「…それなのにその自信ですか」

俺「そうですよ」

女面接官「私には無理に自信を保とうとしてるだけに見えます」

俺「…へえ」

73 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:7jio6Saw0

カチンと来たwww

74 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

女面接官「自分自身を偽ることで、あなたは自信を保ってるように見せかけている」

俺「…」

女面接官「楽しいのですか?そんな人生で」

俺「…」

女面接官「満足できるんですか?そんな自分で」

俺「…あなたは大したお人だ」

俺「全てお見通し…ですか」

俺「ただ、僕はこの姿勢をやめるつもりはありませんよ」

女面接官「無駄だと分かっているのに?」

俺「無駄ではありません」

俺「継続は力なり。答えは進み続けた先にあるんです」

女面接官「それが間違った答えでも?」

俺「『間違った自分』なんて、存在しない」

75 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

俺「富を得た自分。貧困に陥った自分」

俺「どんな自分になろうと、それが真実の姿です」

女面接官「あなたは本当に自己中心的な考えしか持ち合わせていないんですね」

俺「現代の天動説、とでも呼んで頂ければ嬉しいのですが」

78 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:0njTV8Tm0

面接なげえwwwwwwwww

80 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

俺「いやいや、アハハ」

俺「あなたと話をしているとどうも話が別の方向へ飛びますね」

俺「意外と相性良いんじゃないですか?僕達」

女面接官「四六時中あなたとこうして議論にもならないものを展開するなんて御免です」

俺「僕は最高に楽しんでいますよ?」

俺「ここまで話し合ったのはこれが初めてですからね」

女面接官「ええそうでしょう。普通なら誰もあなたなど相手にしません」

俺「それは自分は普通じゃないと言ってるのと同じですよ?」

女面接官「…ふん」

82 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:0IasH4Vn0

まだやってたのかよw
会話噛みあってなさすぎわらた

84 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

女面接官「そろそろ終わりに」

俺「まだですよ」

女面接官「…もう、いいでしょう」

俺「おや、お疲れですか?」

女面接官「なんであなたは疲れてないんですか」

俺「愛している相手との会話。これのどこに疲れる要素があると?」

女面接官「…その理屈でいけば私はあなたを愛していないという事になりますが」

87 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

俺「ここから、ですよ」

俺「あなたとの恋はここから始まるんです」

俺「あなたはこの世で一番長いゴール」

俺「今ようやくスタートラインに立った所です」

俺「『恋のフルマラソン』と言ったところでしょうか」

女面接官「…」

俺「僕は諦めませんよ」

俺「例えどれだけつらくても、僕は走るのをやめない」

俺「それがゴールに対する礼儀ですから」

俺「今日は一歩進めた。それだけで充分です」

女面接官「そんな調子ではゴールには辿り着けないと思いますが」

89 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7Eoz/bRb0

俺「『絶対に辿り着ける』…それが僕の『答え』です」

女面接官「私にとっては、その『答え』は大間違いですよ」

女面接官「…ですが」

女面接官「×を付けるのは…やめておきましょう」

俺「ふふっ…いつか◎を貰うとしますよ」

女面接官「…せいぜい頑張ってください」

女面接官「ゴールは、逃げないので」


Fin

91 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:B3z6PMND0

最後にちょっとデレた

93 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:kV4QH4v70

乙!

94 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:0njTV8Tm0

やるじゃん

95 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:uFbVZiT10

熱い熱すぎる

88 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ID:ACUfzTqr0

これ結局一体なんの面接やってんだよ

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