え?マジで?って理由で起きた戦争トップ10

面白いほどよくわかる世界の紛争地図―紛争・テロリズムから危険地帯まで、「世界の危機」を読み解く (学校で教えない教科書)

1 名無しさん@おーぷん f0Z

一つずつざっくり解説。

10位:鳥うんこ戦争
9位:デュヒュビアンとアビス戦争
8位:お菓子戦争
7位:アルジェリアフランス戦争
6位:バケツの中の戦争
5位:アルバソース戦争
4位:タラ戦争
3位:はちみつ戦争
2位:黄金の椅子戦争
1位:301年間ひげを剃る戦争

2 名無しさん@おーぷん f0Z

10位:鳥うんこ戦争
1879年と1883年に起きた戦争。
チリ vs ボリビア vs ペルーで起きた戦争で、銃弾の火薬製造用として現地で重宝されていた鳥のうんこを巡って起きた戦争。
最終的に優れた海軍を持つチリが勝利して、大量のうんこを得た。

9位:デュヒュビアンとアビス戦争
608年(610年説も有り)から 650年まで続いた戦争。
当時アラブに居た有力部族、デュヒュビアン部族とアビス部族が競馬レースでお互いが不正をしたと相互に告発しあった事から発生した戦争。
最初にアビス部族がデュヒュビアン部族に競馬レースを申し込み、レースが開催された。
アビス部族側の馬がレースで先行すると、レース場で隠れていたデュヒュビアン部族の人々がアビス部族の馬を捕まえてレースから強制退場させた事から問題になった。
約40年間戦争が続いたが、どちらも戦争に勝てず終わった。

元スレ(おーぷん2ちゃんねる): http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1444188479/
え?マジで?って理由で起きた戦争トップ10

3 名無しさん@おーぷん f0Z

8位:お菓子戦争
1838年、フランスとメキシコの間で起きた戦争。
戦争が起きた理由は、1828年にフランス人の菓子職人が市内行進中のメキシコ兵に対して何らかの放言を行い、
怒ったメキシコ兵がメキシコシティーで開いていた菓子職人の店を破壊したのをきっかけに勃発。
フランス菓子職人はメキシコ政府による賠償を求めて訴えたがメキシコ側は無視。
10年後の1838年、フランス王ルイ・フィリップは菓子職人の賠償を支払わせると言う理由でメキシコに宣戦布告した。
主に海上封鎖だったが、メキシコ側には 220名以上の死者が出た。

7位:アルジェリアフランス戦争
1830年から1857年まで起きた戦争。
1830年、アルジェリアはオスマントルコ帝国の支配下にあり、
オスマントルコ帝国のアルジェリア総督が現在の自分達が抱える債務残高を在アルジェリアフランス大使館に照会。
その回答が気に入らなかったと言う理由でフランス軍艦を攻撃した。
フランス側20万人、アルジェリア側48万人が死亡した。
最終的にフランスが勝利し、1960年までフランスが支配することになった。

4 名無しさん@おーぷん f0Z

6位:バケツの中の戦争(別名:古桶戦争)
1325年、北イタリアのボローニャ都市国家とモデナ都市国家間で起きた戦争。
ボローニャとモデナはそれぞれ近接することもあり、政治的、軍事的、経済的、文化的ライバル関係でした。
ある時、モデナの兵士数人が、ボローニャの都市からオーク材の桶を盗みました。
ボローニャは憤慨し、桶を返すように要求しますが、モデナは拒否した為、
ボローニャは桶の再利用を主張して 3万2000人の軍隊を集め、モデナは 7000人の軍隊を集めました。
双方はボローニャ領土のザッポリノで会敵し、戦争を開始。双方に 2000人を超える死者が出ましたが、最終的に痛み分けとなり双方撤退。
ボローニャは桶の奪還に失敗します。
今現在でもモデナ市は「桶を盗んでやったぜざまぁみろ」と言う意味を込めてモデナ市の教会に記念として桶を置いてあります。
レス4の画像1 http://unrealfacts.com/wp-content/uploads/2014/08/oaken-bucket.png

5位:アルバソース戦争
494年から534年まで40年間続いた戦争。
アラブのタグリブ部族とバクル部族がラクダの名前アルバソースを美しき女性の名前と勘違いし、そのラクダを巡っての取り合いになって起きた戦争。
最終的にタグリブ部族のリーダーがラクダのアルバソースを殺害し、
バクル部族のリーダーがアルバソースを殺害したタグリブ部族リーダーを殺害したことで戦争は終わった。

11 名無しさん@おーぷん ID:OVq

ラクダで草

5 名無しさん@おーぷん f0Z

4位:タラ戦争
1958年、アイスランドは漁業しか産業が無いと言うことで漁業権の死守を巡ってイギリスと交渉し、陸地から50カイリまでの漁業権で合意。
しかし、1975年に漁業権交渉の契約有効期限が切れ、アイスランドイギリス間で戦争が起きた。
イギリスはアイスランド側の漁船20隻を撃沈したものの、それでもアイスランドは陸地から200カイリまでの漁業権を主張。
最終的にNATOとアメリカが介入し、アイスランドが勝利した。

3位:はちみつ戦争
1830年代、アイオワ州とミズーリ州が州境にある貴重な蜂蜜が含まれている三本の木が何者かに切り倒されたことによって起きた戦争。
最終的にアメリカ最高裁が紛争に介入し、アイオワ州が勝利した。

6 名無しさん@おーぷん f0Z

2位:黄金の椅子戦争
19世紀後半から20世紀前半にかけてイギリスによるアフリカ侵攻で起きた戦争。
ガーナを統治していたイギリスは、銃による圧倒的武力で弓しか持たない現地民に対して何も問題無く統治していた。
イギリス人のガーナ知事はガーナ人の持つ黄金の椅子に座って仕事をしたいと主張。
ガーナ人は、それはガーナ王の為の椅子であるので外国人が座るべきではないとして反対。
それでも無視してガーナ知事は黄金の椅子に座ろうとした為、イギリスとガーナ間で戦争勃発。
最終的にイギリスは勝ったが、戦争中に黄金の椅子は行方不明になり、現在も見つかっていない。

8 名無しさん@おーぷん f0Z

1位:301年間ひげを剃る戦争
1137年から301年間続いた戦争。
1137年、フランス王ルイ七世がイングランドのアキテーヌから来たエレノア夫人と結婚。
その後、十字軍の為に遠征に行ったルイ七世が十字軍から帰ってくると綺麗にヒゲを剃っていた。
ヒゲが生えていないことに憤慨したエレノア夫人は「全く好みじゃない」と言い、
「またヒゲを生やしてちょうだい」とお願いしたがルイ七世は拒否し、両者は離婚することになった。
その後、イングランドに戻ったエレノア夫人はヘンリー三世と結婚し、ヒゲを生やさなかったルイ七世と戦争するように進言。
なぜかヘンリー三世はヒゲを生やさない事を理由にフランスに宣戦布告。
301年間戦争が続いた後、フランスが最終的に勝利し、ヒゲを剃ることが確定したが当事者は全員他界していた。

9 名無しさん@おーぷん f0Z

番外編
・サッカー戦争
エルサルバドルとホンジュラスの間で行われた戦争。100時間のみの戦争で、極めて短時間。
1969年6月8日のサッカーでは、エルサルバドル側が敗戦し、悲観した18歳女性が拳銃自殺。
自殺した女性の葬儀にエルサルバドル大統領、大臣、サッカー選手団が出席し、葬式の様子はテレビ中継され国葬となる。
これをきっかけに両国のサッカーファンは激化。
両国共に、それぞれの国のサッカー選手に対して深夜ホテル近辺で車のクラクションや楽器を鳴らして睡眠妨害したり、
侮蔑非難する言葉を投げかけ、挑発的に口笛を吹き、サッカー選手が宿泊する建造物に対して投石、腐敗した卵の投擲、ネズミの死骸を投げ入れた。
同年、6月15日のサッカーでは、ホンジュラス側が敗戦。ホンジュラス在住のエルサルバドル人が襲撃を受け、1万人以上が避難。
エルサルバドルは国家非常事態宣言を発令し、ホンジュラスと国交断絶。ホンジュラス側も国交断絶を宣言し、国防対処宣言を行う。
相互に空爆や砲撃を行う事態に進展。
最終的に、米州機構(OAS)の介入により停戦。
両国の国交回復は 1980年になる。

・切手戦争
ドミニカ共和国とハイチ共和国間で、1900年から1923年まで続いた戦争。
ドミニカ共和国が発行した切手に描かれた国境線が、ハイチ側に大幅に押し込んで描かれていた為、ハイチ側が激怒。
途中、両国はアメリカに占領され軍政時代となるが、アメリカの撤退に伴い、両国は共同で協定切手を発行することで和解、決着した。

10 名無しさん@おーぷん ID:qN4

しゅ、しゅごい、よく調べたな
どこで調べたん?

14 名無しさん@おーぷん f0Z

>>10
海外の戦史サイトや英語文献の戦史をあさってたらアホな事例が一杯出てきたんで、簡単に和訳してみた。
実際はもっと細かく描いてあるけど、一つの事例だけで数ページになって長過ぎるから、簡潔にしてみた。

13 名無しさん@おーぷん ID:CUr

戦争とか喧嘩ってのはそれまでのつもりつもったものがあるからきっかけなんてなんでもいいんだよな

15 名無しさん@おーぷん ID:lMv

良かった…ハゲは戦争に荷担してないんだ

16 名無しさん@おーぷん f0Z

ハゲは戦争の原因にはならないけど、ヒゲは戦争の原因になる。

元スレ(おーぷん2ちゃんねる): http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1444188479/
え?マジで?って理由で起きた戦争トップ10

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コメント

本当に戦争の切っ掛けなんて何でもいいんだなぁ、とよく解かる

まあそれが原因の全てってことはないだろうけどね。
ガーナのやつとか民衆の不満すげー高そうだし。

バナナ戦争とかもなかなかに・・・
WW1だって戦争の規模を考えればかなり些細なきっかけ

ウソコとヒゲと古桶でベスト3やろ
あと黄金の椅子は何かルパンっぽいな

つまりハゲは戦争する価値もないという事よ

5位のアルバソース戦争をググっても見つからない件について。

コメ7だけどアラビアのBasus(バスース)Warで見つかった。

1人の人間が戦争犯罪者になるかならないかで、3週間終戦を遅らせて原子爆弾を落とされた国があったけど、500年たったらどう言われんるだろうな。

何故か黄金の椅子戦争を黄金の獅子戦争と読み間違えた
随分と大層な名前だなと思ったわ

ヒゲとラグダと馬、桶以外はそれほどおかしくないような気がしたが・・。
はちみつとかうんことかタラとか名前が問題なだけで、どれも国にとって経済的・軍事的に必要なものだろうし
お菓子も名前が問題なだけで、放言から攻撃につながって戦争ならそれほどおかしくない。
黄金の椅子も、民族紛争みたいなもんだし

12
だな、日本と某国だっていつくだらないで理由で戦争が起きても不思議じゃないと思うし
それはきっかけであって根本的な問題はまた別

まぁ、割と切実っぽい理由だなぁと思った

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